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もう一つやってみたいこと

和紙で作るお花、見たことありますか?私はInstagramで和紙の造花を見つけました。そこから調べていくと、私たちがこだわる越前和紙の福井県に日本和紙クラフト協会というところがあることを知りました。とてもやさしくて素敵ですよね?作品集はこちら

娘の結婚式に向けて、母たちが和紙でブーケを作るイベントができないかな?と思っていますが、そう思い続けて、1年以上が経過してしまっています。
本日この記事を書くために調べましたら、同協会の代表の方がまさにそういう思いであることをきょう知りました。早くILIAさんにコンタクトしてみなければ…



私の夢

私の夢は、和紙を使ったアパートを作ることです。壁を全面和紙にします。照明も和紙を使用して。和紙だらけのお部屋を作ってみたいと思っています。

部屋は広めの1DK。50㎡以上の広めのお部屋で、和紙のスクリーンで間取りを自由に変更できるように。

和紙はその繊維が光を乱反射するため、日光や照明の明かりをとても柔らかく感じる事ができます。また、抗菌・消臭の効果があり健康対策、環境対策などに優れた効果を発揮します。更に非常に丈夫で、本手漉きの厚手のものなら加工無しでもほとんど水も漏れないし、熱にも強いのです。昔、越前和紙で作った帳簿は火事になったときに、水の中に入れておいて、火事が沈下した後、水から取り出し乾かしたら、元通りになったと職人さんから伺いました。

三大和紙、それぞれのお部屋を作ってみたいとも思っています。1500年と最長の歴史を誇る福井県の越前和紙と、岐阜県の「美濃和紙」、高知県の「土佐和紙」が3大和紙と言われています。

和紙を使った家づくり、いつか絶対やってみたいと思っています。

福井に行ってきました

私が毎年の夏休みにひと月を過ごした福井県の武生に行ってきました。
武生の今立地区は、全国に数ある和紙産地の中でも1500年という長い歴史と最高の品質と技術を誇る、越前和紙の産地で、弊社にとって思い入れの強い場所です。

今回は孫も一緒に行き、紙漉き体験をしたり、和紙ができる過程での匠の技について多く知ることができました。最近では職人さんの数が減っており、なかなか製品化が難しいこともあります。職人さんが増えるように、まずは私たちが越前和紙をより多くの方に知っていただき、流通させたいという思いを強くしました。
越前和紙の里では紙漉き体験を楽しめます。福井駅からは車で30分程度。皆さんもぜひ紙すきを体験してみてください。優しい地元の方との触れ合いも貴重な思い出です。

隣接する卯立(うだつ)の工芸館では、紙ができるまでの過程を学ぶことができます。また、紙の文化博物館では、「渇筆の天才画家 小杉放菴 ー最高の和紙を求めてー」の企画展を開催しており、画家さんと職人さんの匠の技に感動の嵐でした。
和紙の活用について、アドバイスがあれば、ぜひこちらからご意見お聞かせください。

和紙ができるまで


越前和紙は、楮・三椏・雁皮などの植物の靭皮繊維を主原料に、溜め漉き(ためずき)、トロロアオイの粘液を加えた流し漉き(ながしずき)等により、手漉きを中心に作られています。また機械すき、紙加工も行われています。

伝統の越前奉書紙をはじめ、鳥の子紙など、小さな名刺やハガキから、世界一の大きな絵の紙までいろいろな和紙が作られています。

靭皮繊維とは植物の表皮のすぐ内側にあるやわらかい内皮のことです。紙は繊維のあるものなら何からでもできますが、処理のしやすさ・できた紙の質と使いよさから考えて、これらの原料が越前和紙では使われています。

出典:越前和紙の里

弊社でよく印刷用紙として取り扱っている三椏(みつまた)紙の原料は、ジンチョウゲ科の植物で、3年程で高さが2メートルぐらいになると原料にします。楮(こうぞ)に比べると繊維が短く、強さもやや弱いです。しかし、表面が滑らかで光沢のある紙ができます。

襖紙にも適しているので、建築に利用するのもよいかもしれません。